茶山一彰 著
四六判 2色刷 256頁
肝臓は、食事からとった栄養をエネルギーに変える「代謝」や、体内の有害物質を「解毒」する働きをしており、「巨大な化学工場」とも称される大切な臓器です。
かつて「肝臓が悪い」といえば、アルコールの過剰摂取が原因と思われていましたが、最近ではウイルスの感染が原因であることがほとんど。
本書では、B型・C型肝炎の最新治療法を中心に取り上げ、肝炎から肝硬変・肝がんに進行させないためにはどうするのか? 進行してしまったらどうするのか? を肝臓専門医が詳しく・わかりやすく解説しています。
また、脂肪肝やアルコール性肝障害のほか、近年急増中であるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の肝病変、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)についても言及しました。
目次
序章 肝臓の働きとその大切さ
肝臓は体のどのあたりにあるの?
肝臓の働きにはどんなものがあるの?
第1章 C型肝炎
なぜC型肝炎になったのだろう?
C型肝炎はどのようにして起きて、どうなっていくの?
C型肝炎はどんな検査で診断されるの?
C型慢性肝炎の治療にはどんな方法があるの?
C型慢性肝炎、肝硬変の患者さんの日常生活
肝細胞がんができてしまったらどうするの?
第2章 B型肝炎
なぜB型肝炎になったのだろう?
B型肝炎はどのようにして起きて、どうなっていくの?
B型肝炎はどんな検査で診断されるの?
B型慢性肝炎の治療にはどんな方法があるの?
B型肝炎の患者さんの日常生活
肝細胞がんができてしまったらどうするの?
[献血と肝炎ウイルス感染]
第3章 そのほかのおもな肝臓の病気
脂肪肝と非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)
アルコール性肝障害